外反母趾以外に[足の痛み]で多い症例6つ
外反母趾以外に、
足の痛みや不調だけでも、
部位ごとに種類がたくさんあります。
その中でも、
整足院にいらっしゃる「患者さんの主訴」で多いものを
今回は厳選して 6つ 紹介していきたいと思います。
①『足指のつけ根の痛み』
②部位によっては『モートン病』
③それに伴う『タコ・ウオノメ』
「横アーチの崩れ」や「開帳足」の状態により、
足指のつけ根を突き出すような歩き方になり、
歩くたびに足指のつけ根を打ち付けてしまう「慢性的な打撲の状態」になります。
それが1歩では軽微な衝撃でも、
繰り返し歩いたり、走ったりしていると、蓄積された強い衝撃になり、
「足指のつけ根(中足骨骨頭)」が炎症状態になります。
それがひどいと疲労骨折状態に陥ります。
また部位によっては、
4本目の指のつけ根付近になると、
『モートン病』の可能性があります。
「足指つけ根の痛み(骨頭痛)」と「モートン病」を鑑別する方法は、
足指つけ根の位置を両脇から挟んで、
シビレや指先に抜けるような痛みが、4本目の指に起こるようであれば
「モートン病」の診断になります。
大多数はモートン病ではなく、
2本目の指か3本目の指の骨頭痛であることがほとんどです。
それらに伴い、
表面の皮膚が中足骨 骨頭を守る為に、
「防御反応」として角質を硬く厚くします。
それが『タコ(胼胝:べんち)』です。
またその部位で、
皮膚呼吸を行い、角栓を形成したものが、
『ウオノメ(鶏眼:けいがん)』です。
モートン病にしても、
足指のつけ根の痛みにしても、
タコ・ウオノメにしても、
解決方法は…
機能していない「足指」をしっかり使えるようにすることになります。
④『足の甲部の痛み』
⑤浮き指による『ハイアーチ』
⑥場合によっては『中足骨の疲労骨折』
足指がしっかり踏ん張れていない「浮き指」状態だと、
地面からの突き上げの負担、衝撃の負担が吸収出来なくなり、
足の甲部に「上に持ち上げられる負担」がかかります。
そうすると、甲部の亜脱臼状態になり、
「骨格的にハイアーチ」になります。
普段立っている時に『扁平足』だと思っていても、
〈フットプリンター〉で足型・足底圧を測ると、
土踏まずが全然無く(映らないということ)、
実はハイアーチだったということがよく見受けられます。
即ち「骨格的なハイアーチ」と「筋肉が落ち込むアーチ不足(ローアーチ)」は、『共存がある』というのが整足院での見解になります。
※足の厚みがあり、靴がなかなか選べないという悩みが出てきます。
甲部への負担が強いと、
ひどい場合は、中足骨の疲労骨折が起こる場合があります。
足の甲の痛みにしても、
浮き指によるハイアーチにしても、
中足骨の疲労骨折にしても、
解決方法は…
「中足部」をしっかり「締める」ことになります。
足を着いた際に横アーチが潰れて、横幅が2〜3cm広がります。
それが潰れないように適度に締めることが重要になってきます。
日本で唯一の【整足院®️】
柏倉 清孝(かしわぐら きよたか)院長のブログ
今回もブログを見ていただき、ありがとうございました。
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これからもシェアしていきたいと思います。